利便性とランドマーク性をあわせ持つ地下鉄新駅直結ビル
~一番町二丁目四番地区第一種市街地再開発事業~

■一番町二丁目四番地区の沿革

 一番町は歴史ある商店街として、時代と共に姿を変えながら杜の都・仙台の中心部として栄えてきました。

 当地区は、JR仙台駅の西方約700mに位置し、仙台のシンボルロードである青葉通と一番町通が交差する地区で仙台市の都心機能の中核をなす商業・業務機能が集積するサンモ-ルー番町商店街の玄関口に立地しにぎわいをみせていますが、一方で既存建物の老朽化や防災性の低さ、土地の有効活用等が課題となっていました。

 また、2015年開業予定の地下鉄東西線事業において、当地区に地下鉄駅出入口の設置が計画され、周辺の土地利用も大きく変化することが見込まれていました。


施行地区

権利変換計画

■再開発事業の経緯

 一番町二丁目四番地区のまちづくりは、2006年の杜の都信用金庫を含む地権者有志の勉強会から始まり、地下鉄新駅出入口建設の計画をきっかけに、土地所有者との協議を進め、念願であった底地を取得し、20086月に再開発推進協議会と改組し、再開発に向けた具体的な検討を開始しました。その後20092月に準備組合を設立、同年5月に商業・業務の用途を中心とした一番町二丁目四番地区市街地再開発事業の都市計画が決定されるに至りました。しかし、リーマンショック後の経済低迷から、保留床の処分先の確保に難航したため、住宅施設を盛り込んだ計画に見直しを行いました。その後、住宅取得者として参加組合員を決定し、201011月に市街地再開発組合を設立し、事業を実施する運びとなりました。

 ところが、権利変換手続きが始まった20113月に東日本大震災に見舞われましたが、組合員一同が「復興のシンボルとして事業を進めよう」と誓い合い、毎週のようにワーキング、推進会議を重ね、同年8月に権利変換計画許可、同年11月に施設建築物の着工に至りました。その後の震災の影響による工事費の高騰等の困難を乗り越え、翌20141月には住宅部分の引渡しを、3月には商業部分「シリウス・一番町」のオープンを迎えることができました。

 20147月には地下鉄駅出入口が完成し、地下鉄東西線開業へ向けて、更なるまちづくりが期待されます。

■再開発事業のテーマ

 建物の機能更新と土地の有効活用を図り、隣接する商店街のにぎわい創出のため商業施設・住宅等を整備するとともに、まちへの回遊性の近点となる地下鉄駅出入口との一体的な施設整備を図り、中心市街地の活性化に資する魅力ある都市環境を創出することをテーマとしました。


施設計画の方針

 サンモール一番町商店街と業務ゾーンである青葉通、そして地下鉄新駅との結節点、一番町への回遊動線の起点として22階建て高層ビルの商業・住居の複合施設を計画し、まちの復興のシンボル・ランドマークとなることを目指しました。

 低層部に商業施設「シリウス・一番町」、上層部に地下鉄や都心の周辺施設の利便性を享受できる住宅施設THE SENDAI TOWER 一番町レジデンス」を配置しました。交差点の角に辻広場を配置し、この広場に地下鉄と商業施設の出入口を設けて、人の流れと賑わいを生み出す計画としました。


施設概要
事業名称   一番町二丁目四番地区第一種市街地再開発事業
事業施行者   一番町二丁目四番地区市街地再開発組合
施行地区位置   仙台市青葉区一番町二丁目405番~412番
地域・地区   商業地域、防火地域、高度利用地区、駐車場整備地区
規模・用途   施行地区面積) 約0.3ha
  敷地面積)   1,722㎡
  建築面積)   1,286㎡
  延床面積)   14,745㎡
  建物用途)   店舗、共同住宅、地下鉄駅出入口
権利者   従前:11名 (土地所有者6名、借家権者5名)
  残留:5名
総事業費   約52億円
事業施行期間   2008(平成21)年2月~2014(平成26)年11月
建築工事期間   2012(平成23)年11月~2014(平成26)年7月

  
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